妊婦さんが一日に飲んでもいい紅茶の量は、3～4杯です。

「妊婦でも紅茶を飲んで大丈夫？」
「妊娠中でも安心な飲み物を知りたい」
という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、
・妊婦さんが紅茶の飲み過ぎに注意するべき理由
・妊娠中は飲み過ぎに注意したい飲み物
・妊娠中でも安心な飲み物
についてご紹介します。

ぜひ最後までチェックしてくださいね。

妊婦さんが一日に飲んでもいい紅茶の量

冒頭でも触れましたが、妊婦さんが一日に飲んでいい紅茶の量は3～4杯です。
ただし、淹れ方によって濃さが異なりますので、3杯程度にしておくことをおすすめします。

妊婦さんが紅茶の飲み過ぎに注意するべき理由

妊婦さんが紅茶の飲み過ぎに注意するべき理由は、カフェインが含まれているからです。
WHO(世界保健機構)によると、妊娠中に摂取しても問題ないカフェインの量は300g/1日、英国食品基準庁（FSA）では200g/1日だとされています。

このことから、1日に摂取するカフェインの量は200㎎～300㎎までにするべきだと言えます。

紅茶には60㎎/1杯のカフェインが含まれているため、1日3～4杯までにしておきましょうというわけです。

妊婦さんがカフェインを多量摂取した場合の影響

妊婦さんがカフェインを多量摂取した場合の影響としては、流産や死産、低出生体重児のリスクが増加する可能性などが挙げられます。

また、カフェインは鉄分の体内への吸収を妨げるので、貧血症状が出やすくなる場合も。

ただし、母子に対する明確な影響は分かっておらず、日常的な範囲であればカフェインの影響のみで流産率や奇形発生率が上昇することはないと言われています。

妊娠中は飲み過ぎに注意したい飲み物

妊娠中に飲み過ぎに注意したい飲み物とは、カフェインを多く含んでいる飲み物です。
日常の範囲内であれば問題ないとされていますが、取り過ぎに注意するに越したことはありません。
ここでは、紅茶以外にカフェインを含む主な飲み物と、カフェインを含まない飲み物をご紹介します。
カフェインが心配な妊婦さんは、ぜひこちらもチェックしてください。

カフェインを多く含む飲み物

カフェインを含む代表的な飲み物にはコーヒーが挙げられますが、1杯（200ml）あたりに含まれるカフェインの量は120㎎と紅茶の2倍ほど。
コーヒー以外にも注意したいのが、緑茶や抹茶、エナジードリンクです。
それぞれに含まれるカフェインの量は、記の通りです。

・玉露（200ml）：320㎎
・抹茶（粉末4g）：128㎎
・エナジードリンク（1缶）：142㎎

カフェインを含まない飲み物

カフェインを含まない飲み物としては、
・麦茶
・ルイボスティー
・コーン茶
・そば茶
・タンポポ茶
・ハーブティー
といったものが挙げられます。

妊娠中のカフェイン摂取量が気になる場合は、上記のような飲み物を選ぶと安心です。
ただし、ハーブティーの中には子宮収縮作用があるものも。
紅茶と同様に過剰摂取しなければ問題ありませんが、心配な場合は事前に産婦人科で相談しましょう。

妊婦さんは要注意とされる主なハーブティーは下記の通りです。
・カモミール
・ジャスミン
・ハトムギ
・レモングラス
・ハイビスカス
・サフラン
・ラベンダー　など

妊婦さんでも安心して飲める紅茶とは？

妊婦さんでも安心して飲める紅茶とは、ノンカフェインの紅茶です。
ノンカフェインの紅茶とは文字通りカフェインをまったく含まない紅茶のことで、これと似たものに「デカフェ」と「カフェインレス」があります。

「デカフェ」とは、カフェインを含む飲食物からカフェインを取り除いたものです。ただし、100％カフェインが取り除かれているものではありません。
「カフェインレス」とは、カフェインの含有率が少ないものを言います。こちらも、通常の紅茶と比べたらカフェインの摂取量を抑えられますが、完全にカフェインが含まれていないわけではありません。

このように、デカフェやカフェインレスの紅茶には少量のカフェインがどうしても含まれているため、妊婦さんがより安心して飲めるのはノンカフェインの紅茶だと言えるでしょう。

まとめ

今回は、紅茶抜含まれるカフェインの量やカフェインを含むその他の飲み物についてご紹介しました。
妊婦さんは紅茶などのカフェインを含む飲み物には注意した方がいいですが、紅茶にはリラックス効果や集中力を高めるなどの嬉しい効果もあります。
家事や仕事の合間などに紅茶を取り入れて、上手にリフレッシュしてくださいね。

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