mlesnatea
mlesnatea

紅茶を美味しく楽しむためのティーカップの条件とは?

ティーコラム

紅茶を美味しく楽しむためのティーカップの条件とは、紅茶を引き立てる素材と形状で作られていることです。

紅茶を美しいティーカップに注ぐことで気分が高まったり華やいだりしますよね。ティーカップは上質なティータイムを過ごすための重要な要素なのです。

この記事では、紅茶を美味しく楽しむためのティーカップの素材や特徴について、歴史も交えながらご紹介していきます。

ティーカップの歴史とは?

ティーカップの歴史とは?

ティーカップ の歴史とは、紅茶の文化が広がっていくとともに進化していったものです。

中国で生まれ、ヨーロッパで発展した磁器

17世紀頃、中国からヨーロッパへ茶を運ぶための船に、共に載せられていたものが磁器でした。こうしてお茶と共に磁器もヨーロッパへ伝わると、ヨーロッパの上流階級では白く美しい磁器が人気を博しました。

そこでヨーロッパの各国が磁器を生産すべく開発に取り組みましたが、その製法はわからず、なかなか作りだすことができませんでした。

各国が研究を重ねる中で、最初に磁器を作り出したのは、ドイツのマイセンです。それから磁器の製法がヨーロッパ中で広まり、各国で作られていきました。

イギリスで生まれたボーンチャイナ

ところが、イギリスでは磁器を白くするための「白色粘土」が入手できなかったため、白い磁器の生産ができませんでした。そこで牛の骨の灰を使って作られるようになった白い磁器がボーンチャイナです。

18世紀頃にイギリスで誕生したボーンチャイナは、薄くて軽いこと、また美しい光沢と透明性が特徴で、磁器よりもより細やかで洗練された彩色が可能でした。

香りや色といった紅茶の魅力を美しく引き立てるボーンチャイナのティーカップは理想的といえるでしょう。

ちなみに最初に中国からもたらされていた磁器は、薬としてお茶を飲むためのものだったために小さなサイズで取っ手のないものでしたが、ヨーロッパでカップが作られていく中で、サイズも変化し、取っ手つきのものが作られるようになりました。

ティーカップに使われる素材とは?

ティーカップに使われる素材とは?

ティーカップに使われる素材とは、

・ボーンチャイナ

・磁器

・陶器

・ガラス

といったものが挙げられます。これらを使い分けることで紅茶の味わいや楽しみ方を変化させることができます。それぞれの特徴についてご説明していきます。

ボーンチャイナ

透明感があり、軽く薄い壁にもかかわらず耐久性が高く長く使用できます。エレガントで華やかなデザインが施されていることが多いです。

磁器

陶石を粉砕した「石粉」を主な原料としています。つるりとした滑らかな質感と青みがかった涼しげな青が特徴で、ボーンチャイナに比べ、やや厚みがあります。熱伝導率が高く、「熱しやすく冷めやすい」のが特徴です。

陶器

「陶土」を原料として作られており、土そのもののような素朴な佇まいが特徴です。

手触りが温かく、熱伝導率が低いので、保温性が高いという点では、暖かい飲み物を飲むときに適しています。ただし吸水性が高いので、カビを発生させないためにしっかりと乾燥させるなどのお手入れに注意が必要です。

ガラス

透明なガラスのティーカップでは、紅茶の色の美しさを楽しむことができます。

冷たいアイスティーにレモンやミントを飾ったり、ミルクを溶かしたりして、美味しそうな様子を目でも味わいながらティータイムを楽しめます。滑らかなガラスは口当たりも良いので、特に冷たい飲み物は美味しく感じられますよ。

温かい紅茶を飲むときには耐熱ガラスのカップを使いましょう。

使いやすいティーカップの形状とは?

使いやすいティーカップの形状とは?

使いやすいティーカップの形状とは、

・背が低く、広い飲み口

・持ちやすさと容量

・水色を楽しめるデザイン

といったことがポイントとして挙げられます。

紅茶に適した形状のティーカップを使用することで、より美味しく紅茶を味わうことができます。カップそのものの美しさもこだわりたいですが、実用性も重要です。以下で詳しくご説明します。

背が低く、広い飲み口

温かい紅茶は、淹れたばかりのときは熱々なので飲み頃の温度まで冷ます必要があります。背が低く、広い飲み口の形状のカップは、紅茶を早く冷ますことができるので、紅茶を飲むために適しています。

また、飲み口の広がったカップは、水色が美しく映え、紅茶の香りもふわりと感じられます。紅茶の魅力や味わいを豊かに感じることができるのです。

持ちやすさと容量

カップの大きさに対して取っ手が小さすぎたり大きすぎたりするものは、お茶の重みが加わったときにバランスが取りにくくなります。

特に背が低く上が広がっているカップは倒れやすいため、程よい大きさの取っ手がついているデザインが良いでしょう。

また、朝や午後のティータイムなど飲むシーンに合わせて適切な容量のものを選びましょう。

水色を楽しめるデザイン

紅茶の水色を楽しむためには一般的には内側が白い無地のものが適していますが、シンプルで美しい絵柄が施されているものも、紅茶の向こうに絵柄が透けて見え、目に楽しいものです。

自分の好みのデザインに出会えると、紅茶タイムがより楽しくなるでしょう。

まとめ

紅茶を楽しむためのティーカップ の条件についてお伝えしました。歴史の中で、紅茶が人々に愛されていくと共に、ティーカップ もまた進化を遂げて、様々なものが作られていくようになったのですね。

ティーカップ の選び方次第で、紅茶の魅力である香りや色をより豊かに味わうことができます。

用途やシーンに合わせて使い分けたり、何よりも自分好みの素敵なティーカップ を見つけられたら良いですね。

紅茶専門店のMLESNA TEA(ムレスナティー)では、高品質な紅茶を数多く取り揃えています。

上質なティーカップ で香りを楽しみたい、人気のフレーバーティーも多くありますので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。
MLESNA TEAについてはこちら
取り扱い紅茶についてはこちら

#紅茶 #ムレスナティー #ティーカップ #紅茶の香りを楽しむ #上質なティーカップ