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紅茶を肥料として再利用する方法とは?その他の活用法もご紹介

ティーコラム

紅茶を肥料として再利用する方法とは、「少しずつ土に混ぜる」、「堆肥化させる」といったことがあります。

紅茶を肥料として再利用できれば、ティータイムを楽しめる上に、家庭菜園やガーデニングにもプラスになって一石二鳥ですよね

この記事では、具体的な方法とあわせて、出がらしの他の活用法についてもご紹介します。

紅茶を肥料として再利用する方法とは?

紅茶を肥料として再利用する方法とは?
冒頭でも触れたように、紅茶を肥料として再利用する方法には「少しずつ土に混ぜる」、「堆肥化させる」といったことがあります。

少しずつ土に混ぜる

茶葉を堆肥化せずに、そのまま土に混ぜ込む方法です。
紅茶は元々発酵させた葉っぱなので、土に分解されやすいといわれています。

茶葉をそのまま土に混ぜる際のポイントは、
・パラパラ撒くのではなく、土の中に入れて混ぜる
・一度に大量の茶葉を混ぜ込まない
といったことが挙げられます。

パラパラと上から撒くのではなく、土の中に入れてしっかりと混ぜることで、微生物による分解は早まります。
また、一度に大量の茶葉を混ぜ込むと、微生物による分解熱の発生で縮物の根にダメージを与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

堆肥化させる

堆肥化とは、生ごみや落ち葉などの有機物を微生物に分解させて、その栄養を植物が吸収しやすい状態にすることです。

堆肥化させるには、下記のような方法があります。
・家庭用生ごみ処理機を使用する
・コンポストを使用する

<家庭用生ごみ処理機を使用する>
家庭用生ごみ処理機とは、乾燥または微生物による分解によって、生ごみを減量・減容させて堆肥化する機器です。
紅茶の出がらしを堆肥化できるのはもちろん、キッチンの生ごみにも使用できます。
生ごみの水分を蒸発させて乾燥し、細かく分解して処理する「乾燥式」、微生物の働きで生ごみを二酸化炭素と水に分解する「バイオ型」「コンポスト型」と、いくつかの種類があります。

<コンポストを使用する>
コンポストとは、微生物の力で生ごみや落ち葉などの有機物を分解・発酵させ、有機肥料をつくることです。

一番簡単にできる「段ボールコンポスト」の方法は下記の通りです。
1.まずは、発酵させるための「床」を作るため、段ボールに腐葉土と米ぬかを入れてよく混ぜ合わせます。
2.発酵が始まるまで数日放置しましょう。
3.床が40~50℃になったら、米ぬかを混ぜ合わせた紅茶の出がらしを投入します。
4.最初の投入から1~3カ月で完成です。

 

紅茶を肥料として再利用する際の注意点

紅茶を肥料として再利用する際の注意点
ティーバッグの中の茶葉を使用する場合は、必ずパックから出し、茶葉のみを使用しましょう。
パックに入ったままだと微生物に触れにくくなるため、分解が遅くなるデメリットが。
さらに、パックの素材が紙であれば分解されますが、プラスチックの場合は分解されないため、環境汚染の原因になってしまうのです。

紅茶を肥料以外の方法で再利用する方法

紅茶を肥料以外の方法で再利用する方法
紅茶を肥料以外の方法で再利用する方法としては、「うがい薬として活用」、「消臭剤の代用」、「お菓子作りに利用」といったことが挙げられます。

うがいに活用

二番煎じの紅茶は、うがい薬として効果抜群。
二番煎じとなると、味や風味は格段に落ちてしまいますが、紅茶が持つ殺菌作用に関しては二番煎じでも十分な効果があるとされています。

二番煎じの紅茶をうがいに使用する場合、ティーバッグ(茶葉)にお湯を注ぎ、少し長めの5分ほどおいて抽出させましょう。
冷えたら、うがいに使用できます。
水でうがいするよりも、紅茶でうがいする方が高い効果を期待できますよ。

消臭剤の代用

紅茶には、臭いの原因を分解したり、雑菌の繁殖を抑えたりする「カテキン」「テアフラビン」という成分が含まれているため、消臭剤の代用品としても活用できます。
さらに、紅茶は臭いを吸収する働きもあるため、玄関の靴箱の消臭におすすめです。

消臭剤として使用する際、まずは茶葉をよく乾燥させます。
そこへ、ハーブやアロマを加え、布袋または市販のお茶パックにいれて完成です。
消臭効果は1~2週間なので、定期的に交換しましょう。

お菓子作りに利用

茶葉を乾燥させてからクッキーやパン、マフィンなどの生地の中に混ぜてみましょう。
ほんのりとした紅茶の風味と、ワンランク上のアレンジを楽しめます。

紅茶には、ポリフェノールやタンニンといった成分が含まれていることから、「殺菌効果」や「老化防止」、「美肌効果」といった嬉しい効果が期待できます。
出がらしの中にもまだそれらの成分が残っているので、捨てずに上手に活用しましょう

まとめ

今回は、紅茶の出がらしを肥料として再利用する方法などをご紹介しました。
紅茶の出がらしには、栄養分がたっぷりと残っているので、一度抽出しただけで捨ててしまうのもったいないですよね。
美味しい紅茶に癒されたら、ぜひ紅茶の再利用も楽しんでくださいね。

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