スリランカ産の紅茶とは？産地別に特徴をご紹介 - ムレスナティー卸売り正規販売代理店　公式サイト

スリランカ産の紅茶とは、セイロンティーのことです。

しかし、「スリランカ産の紅茶」とひと口に言っても、その種類は栽培される産地によって異なることをご存じでしょうか？

この記事では、スリランカ産の紅茶の種類やその特徴について標高と産地別にご紹介いたします。

スリランカ産の紅茶とは？

冒頭でも触れたように、スリランカ産の紅茶とはセイロンティーのことです。
同じスリランカの中でも、標高や産地によって異なる個性の紅茶を楽しむことがき、世界中で愛されています。

スリランカは北海道の8割ほどの面積の小さな島国ですが、紅茶の生産量・輸出量は世界トップクラス。
年間生産量はインド、ケニアに次いで第3位で、年間24万トン生産される紅茶のうち96％が世界に輸出されています。

日本が輸入している紅茶の約60％はスリランカ産の紅茶であるため、私たち日本人にとってなじみの深い紅茶の一つなのです。

スリランカ産の紅茶が栽培されている標高ごとの種類には、ハイグロウンティー、ミディアムグロウンティー、ローグロウンティーの3つがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

ハイグロウンティーとは、約1,300m以上の茶園で栽培されている紅茶です。
セイロン紅茶の高級品としても知らており、深いコクや渋み、強い香りを楽しめるのが特徴です。
主な産地は、下記の通りです。
ウバ、ヌワラエリア、ディンブラ、ウダプッセラワ

ミディアムグロウンティーとは、標高670m～1,300mの茶園で栽培されている紅茶です。
渋みはやや弱いものの芳醇な香りとコクが特徴で、クセが少なく飲みやすいため、ブレンドのベースにも適しています。
キャンディという産地が主な産地として知られています。

標高670m以下の茶園で栽培されている紅茶は、ローグロウンティーと呼ばれています。
香りは強くありませんが、コクが甘味があって飲みやすいのが特徴です。
主な産地としては、ルフナ、サバラガムワが挙げられます。

スリランカ産の紅茶の有名な産地とは、下記の通りです。
1．ウバ
2．ディンブラ
3．ヌワラエリヤ
4．キャンディ
5．ルフナ
6．ウダプセラワ
7．サバラガムワ

日本に静岡茶や狭山茶、宇治茶などのお茶の産地があるように、スリランカにもこれらのような紅茶の有名な産地があるのです。
上記の7つの産地は、スリランカ紅茶の7大産地として知られています。

世界三大紅茶の一つとして知られているウバは、スリランカ南東部の高地で栽培されています。
すっきりとした味わいとコクを持ち、爽快感のあるメントール系のフレーバーが特徴です。
ストレートティーやミルクティーで飲むのがおすすめ。

程よい渋みと力強い風味を持つ、ディンブラ。
スリランカの中でも恵まれた気候条件で栽培されているため、風味や味、色のバランスが良く、クセのない味わいを楽しめます。

ヌワラエリヤは、スリランカの最も高い山地で栽培されている紅茶です。
日本の緑茶に近い渋みを持っているので、緑茶に近い感覚で楽しめるのが特徴。
繊細で爽やかな風味を持つため、「セイロンティーのシャンパン」とも呼ばれています。

ウダプセラワは標高1,500mほどに位置するハイグロウン（高地）の産地で、ヌワラエリアとウバの中間にあります。
華やかな香りとバランスの取れた味わいで、ストレートティーにもミルクティーにも良く合います。

キャンディは、標高600～1,200mの地域で栽培されている茶葉です。
ほのかな自然な甘みがあり、なめらかな口当たりが特徴です。
タンニンが少ないので、アイスティーに向いています。

ルフナは、スリランカ産の紅茶の中で最も低い標高で栽培されています。
日本ではあまり馴染みがありませんが、中東などではチャイのベースとして使用されることの多い人気の高い茶葉なのです。
香りがあまり強くないので、砂糖やミルクを加えることで、紅茶の美味しさがより引き立ちます。

サバラガムワは、数年前までは「ルフナ」とされていた産地ですが、標高や気候の違いによりルフナとは異なる産地として新たに加えられました。
重厚でコクのある味わいと蜂蜜のような甘い香りが特徴です。

今回は、スリランカ産の紅茶の種類やその特徴について標高と産地別にご紹介しました。
異なる産地の紅茶を飲み比べ、個性の違いを楽しむのもいいですね。
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